クリスティアーノ・ロナウドとプロト、そしてサッカー界
近年エンターテインメントの世界に進出しているアレッサンドロ・プロトの名前が大きな話題にあがったのが、昨年10月だ。
Cristiano Ronaldo Full Length Interview – Why It Wasn’t A Messi Movie, Who’ll Win… https://t.co/PUHtz1ulKd pic.twitter.com/Lic160Zj1x
— Kiscafe (@kiscafe18) 2016年1月28日
レアル・マドリーのスター、クリスティアーノ・ロナウドが「映画出演の契約(ドキュメンタリーの「ロナウド」とは別)をキャンセルされたことで、2000万ユーロ(およそ24.8億円)の違約金を求めている」という話題。
これはマーティン・スコセッシ監督が「俳優を使いたい」ということで企画が変更になったという理由からだ。
クリスティアーノ・ロナウドは撮影に備えてアメリカにマンションも購入していたのだが、その計画自体がポシャってしまったという形である。
そして、この映画の出資元であると同時に、所有していたマンションをロナウドに売ったのが、他でもないアレッサンドロ・プロトだった。
加えて、そのマンションというのは「トランプ・タワー」の一部屋だった。もちろん、それはアメリカ大統領選挙共和党候補の不動産王ドナルド・トランプ氏が所有するもの。
プロト・グループと彼はパートナーシップを結んでおり、コロンビアの首都メデジンでもともにホテルを購入した。一時は同国の名門アトレティコ・ナシオナル、あるいはアルゼンチンの強豪サン・ロレンソの買収にも動いていたとも伝えられている。
そしてその直後、フランス・リーグアンのモナコの株式を少数所有していた彼は、チェルシーで苦戦していたジョゼ・モウリーニョを引き抜こうとしているとメディアに明かした。
さらに1月には『EL Mundo』誌によって「クリスティアーノ・ロナウドが、モナコで1億4000万ドルの(およそ159.8億円)ホテルを購入した」ことが報じられた。
この取り引きを行ったのがアレッサンドロ・プロトだ。
モナコ、ロナウド、プロト、そしてトランプ。彼らの関係は明らかに深い。