日本サッカー協会が公開している「サッカー競技規則」には、「ペナルティキック」の欄に「ボールがプレーイン中に、競技者が自分のペナルティーエリア内で上記10項目の反則のいずれかを犯した場合、ボールの位置に関係なく、ペナルティーキックが与えられる」とある。

そしてその上に書かれている「直接フリーキック」の項には、このような記述がある。

直接フリーキック

競技者が次の7項目の反則のいずれかを不用意に、無謀にまたは過剰な力で犯したと主審が判断した場合、直接フリーキックが相手に与えられる。

・相手競技者をける、またはけろうとする。
・相手競技者をつまずかせる、またはつまずかせようとする。

(以下略)

要は、主審がそのプレーを「不用意に、無謀にまたは過剰な力によるもの」と判断した場合にPKが与えられるわけだ。

ディレイニーがベンテケと接触しているのは右膝であり、ベンテケはその右膝が当たってから少し間を空けて倒れているようにも見える。PKでもシミュレーションでもおかしくないプレーだが…どちらとも取れるだけに主審がそう判断したというのだから必ずしも誤審であるとは言えなさそうだ。

ちなみに逆転に繋がるPKを与えてしまったディレイニーは、Instagramで自身の潔白を表明している。

I can honestly say I didn't make contact with benteke today and IF there was slight contact I didnt impede him and certainly didn't feel there was enough to award a penalty in the 96th min... If a penalty is awarded that late it has to be unequivocal, I waited over an hour to speak with the officials and in fairness to Andre Marriner he said he didn't think it was a penalty but he trusted his linesman that much he awarded it. With the way the game was ref'd and the physicality of both teams it was unbelievably harsh. With how Wilfred and Yannick were man handled by Liverpool players over the course of the game, which I've no problem with, it was a really tough decision to take so late. All I can do is swallow it and hope to put this right.
Damien Delaney さん(@ddelaney27)が投稿した写真 -

「私はベンテケに接触しなかったと正直に言える」と冒頭で書いたディレイニー。

よほど納得していないのか、そのキャプションには長い英文が綴られていた…。

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