『Le 10 Sport』は「イングランド・プレミアリーグのアーセナルが、ユヴェントスのMFマリオ・レミナに関心を寄せている」と報じた。

マリオ・レミナは1993年生まれの22歳。ガボン生まれのセンターハーフで、ロリアンの下部組織で育成された経験を持っている選手だ。2013年にマルセイユへと移籍し、今季はユヴェントスへと期限付き移籍を行っている。


彼には買い取りオプションが付随しているものの、その価格は950万ユーロ(およそ11.7億円)と大きい。まだイタリアで9試合しか出場していないこともあって、ユヴェントスはそれを行使するのは前向きではない。

マルセイユが財政的に厳しいことは周知の事実であり、それを狙ってユヴェントスはレンタルの延長という条件で交渉に臨んでいると言われている。

しかし、もちろんその状況を他のクラブも監視している。現在レミナに手を伸ばしているのはアーセナル、レスター・シティ、ナポリ、バレンシア、セビージャ、そしてボルシア・ドルトムント。その中でもアーセナルは有力な金額を出せると予想されている。

これらの状況は、保有権を持っているマルセイユの選択次第。完全移籍のオファーを出すクラブがあれば、ユヴェントスも大きな額を用意しなければいけないかもしれない。

アーセナルとユヴェントスと言えば、アルバロ・モラタの移籍についても以前から噂になっている。

彼には買い戻しオプションが付随しており、ユヴェントスはレアル・マドリーから3600万ユーロ(およそ44.3億円)を支払われれば手放さざるを得なくなる。

そして、レアル・マドリーはそれ以上の額でアーセナルに販売して利益を得るのではないかという話だ。

もしユヴェントスから2名がアーセナルへと行くことになれば、今夏のマーケットは大きな話題を集めそうであるが・・・

【次ページ】アーセナル、他にも二人のボランチに接触中?