ラッシュフォードについて
アラン・シアラー
「金曜日のオーストラリア戦で見つけた大きな収穫は、マーカス・ラッシュフォードのパフォーマンスだったね。
その一方で、4バックの前でプレーしたジャック・ウィルシャーについては逆だ。彼は十分に働けていたとは思わない。
彼らはあまりにもボールを持ちすぎていた。EURO2016ではオーストラリアよりも強いチームと対戦するのだから、すこし心配な傾向だ。
ラッシュフォードのゴールは、ロイ・ホジソンの選択を余儀なくさせた。EURO2016に加える必要があった。あの若者がこの数週間の成果を出していることは間違いない。
私はマイケル・オーウェンを思い出している。1998年の時だ。彼は18歳で、キャンプに大きなエネルギーを持ち込んでくれた。
それは彼にとって素晴らしい経験になっただろう。まさか最初の試合で先発するとは思わないが、彼はインパクトを残せる。
4ヶ月前には誰もラッシュフォードのことを知らなかった。しかし、FAカップ決勝でプレーし、イングランド代表で得点を決め、EURO2016にも入った。
もし十分な品質があれば、年齢など問題ない。それを見せているよ。
いくらかの人々は、2006年のセオ・ウォルコットと彼を比較している。私は違うと思っている。ラッシュフォードがEUROに入るのはね。
ワールドカップは、すこしウォルコットには早すぎた。肩に伸し掛かったプレッシャーが彼を苦しめた。
私は個人的にラッシュフォードの性格は知らない。しかし、多くの選手を観察してきた私から見て、彼は23歳で挫折するような選手ではないと約束できる。そうならないで欲しいね」