コロンビア生まれのフォンランテン。
爆発的なダッシュ力を生かしたドリブルが最大の武器で、「スイスのロナウド」の異名をとっていた。
10代の頃から「怪物」と期待されており、16歳にしてスイスの名門ヤングボーイズでプロデビューを果たすと、EURO2004で鮮烈なインパクトを残したのだ。
PSV時代にはブレッシャやNACブレダへとローン移籍を経験しあまり結果を残せなかったが、レッドブル・ザルツブルクでは2006-07シーズン、35試合5得点と活躍しリーグのMVPに輝いている。
その後はコロンビアのイタグイなどでプレーしたフォンランテンだが、2012年5月、突如引退を表明してしまう。
理由は度重なる負傷によるもの。当時まだ26歳だった。
しかし、それからおよそ1年が経過した2013年、フォンランテンは現役復帰。グラスホッパーと1年契約を結び、この年のリーグ戦で5試合に出場すると、シーズン後半戦にはローン移籍先のFCシャフハウゼン(当時2部)で17試合に出場するなど復活を遂げた。
そんなフォンランテンは今、スイス2部のセルヴェッテに在籍している。
2015-16シーズンは怪我もあり出場機会は少なかったが、一昨シーズンは10得点を奪っている。
代表チームではEURO2004とEURO2008に出場したフォンランテンだが、2010年でのプレーを最後に招集がない。
しかし、まだ30歳。大きなインパクトを残した選手だけに、国際トーナメントでまたその勇姿を見たいものだ。
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