ズラタン・イブラヒモヴィッチはまだ現役を続けているが、ミドは数年前にピッチを離れ、現在は監督業を営んでいる。
ハサミを投げつけた当の本人であるミドは取材に対して以下のように話し、『偶然手に持っていたから投げた』と語った。
また、その際の自分は子供だったと話し、間違った対処の仕方をしていたと自省した。
ミド
「オレはその試合でスタメン起用されなかったことにとても怒っていた。
自分が入った時には、2-0で負けていた。オレは考えた。そしてズラタンと喧々囂々の議論を始めた。
オレは全員に向けて叫んだ。そしてズラタンは叫び返してきた。
自分の手にはハサミがあった。それは足首のラッピングを外していたときだったからね。
事件の10分後には、オレはシャワーへ行き、彼はジャグジーで座っていたよ。
ズラタンと友達になるのは簡単だったよ。我々は当時いろいろなことで笑っていた。若い子供だったね。金と名声だけがある子供だ。
誰も理解できないだろうね。どれだけのエジプトの人々がオレを支えてくれたか。そのころ、オレはトップレベルでプレーする唯一の選手だった。
したがって、人々は皆アヤックスの試合を見ていた。彼らは言った。『アヤックスが試合をするぞ!ミドを見なければ』と。
すべてのカフェ、レストラン。あらゆる場所でアヤックスの試合が待ち望まれていた。
自分の態度は常にこうだった。『プレーできないってことは、彼はオレと個人的な問題を抱えているんだな』
ポジションを巡って多くの競争をしなければならなかったとき、オレは間違った形で状況に対処していたよ」