14日、『Inside』は「チリのプロサッカー選手労働組合(Sifup)は、22~24日にリーグ戦をストライキすることを発表した」と報じた。

22日に開幕を迎える予定となっていたチリリーグ。チリサッカー協会(ANFP)は、今季から昇格・降格のレギュレーションを変更することを決定していた。

記事によれば、プリメーラ(1部)とプリメーラB(2部)間の昇降格チームは2から1に減少。さらにプリメーラBからセグンダ(3部)については、昇降格チームがゼロという形になったという。

これはリーグのステークホルダーとの合意によって下された決断であったが、この結果大きな弊害が起きてしまった。

勝っても昇格がないということからセグンダのクラブが選手を保持しないことを決断し、国際プロサッカー選手協会(FIFPro)の調査では実に420名が所属先を失ってしまったという。

これに抗議するSifupは開幕戦でストライキを起こすことを決定し、協会に制度の見直しを訴えることになった。

Sifupの会長を務めているカルロス・ソト氏は以下のように話し、昇格降格制度を廃止すれば誰も努力をしなくなると語った。

カルロス・ソト

「昇格のチャンスがないのなら、誰も選手を買おうとしないだろう。そして、降格のリスクがないのなら、やはり同じことが起こるだろう」

また、チリサッカー協会との会談に臨んだチリ代表MFダビド・ピサーロも以下のように話し、南米王者の国でこのようなことが起こることを嘆いた。

ダビド・ピサーロ

「我々は間違いなくアメリカのチャンピオンだ。しかし、我々の国のサッカーは落ちぶれている」

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