『Sportskeeda』は「ナイジェリア代表FWエマニュエル・エメニケの信じられない人生の物語」という記事を掲載した。

2013年のアフリカネイションズカップでナイジェリアを大陸王者に導き、世界的に大きく名を轟かせたエメニケ。

昨季は冬にウェストハム・ユナイテッドにレンタル移籍し、プレミアリーグも経験。成功は収められずトルコに戻ることになったが、徐々に歩みを進めている。

彼は南アフリカからプロキャリアを始めたという経歴があり、その出自はまさに叩き上げ。記事ではここまでの彼の人生を振り返っている。

レストランの床から欧州へ

エメニケの父親は、息子をビジネスマンにしたかった。しかし、エマニュエルは自身の情熱を背にサッカーの道を選び、若くして南アフリカへ渡った。

家もなく、お金もない。彼の希望はまだそこでは叶わなかった。毎晩お腹をすかせて、残飯を口にし、ヨハネスブルグのピュア・グレース・レストランの床で眠った。

2007年、20歳になったエマニュエルは、ムプマランガ・ブラックエーシズ(南アフリカのクラブチーム)に彼の才能を見せるビデオを作るためのお金が貯まった。

1年後にはケープタウンFCに移籍し、2部リーグのトップスコアラーになっていた。

空腹に悩まされていた若い選手にとっては幸せな時間だった。そして、2009年に欧州でトライアルを受け、カラビュクスポルと契約したのは、彼にとって待ち望んだニュースだった。

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