今度はビデオ!時間は9倍だ
情景描写のレッスン2日目。講師を担当されるのは高瀬有紀子先生。オフィスの方で写真をお願いすると「今ベタベタだから!」とお断りに……いつも明るい高瀬先生も、やはり写真にはとても厳しい。
(教室の方に移ってから写真をいただきました)
富山テレビに入社以来、多くのスポーツに関わってこられたという高瀬先生。近年ではアナウンサー試験で「いきなり映像を見せて実況させることで、その人の表現力を図る」というパターンも増えているという。
「なんで言えなかったのか」「なんでこんなことを言ってしまったのか」。それを減らすには、やはり練習しかないとのこと。実況もアスリートと同じですね。
それに向けてのレッスンは、およそ1分30秒の映像を見ながら映っているものを言葉で表現していくというもの。題材は奈良の紹介映像だ。
旅番組風にするのか、ナレーション風にするのか、あるいはそれ以外でも。どのような形であれ、「ここに行ってみたい」と思わせるものにしなければならない。
もちろん1日目のレッスンを受けた人も多いのだが、時間が長くなればその分瞬発力だけでなく、調べた情報の記憶力も必要になる。また、時間の調整能力も重要だ。
アナウンサー志望の学生さんたちがオーソドックスに挑戦していく中、編集部Kは「奈良のスタジアムDJが他をDisりながら街を紹介する」というハイテンションなテーマでGo!
結果……高瀬先生からの評は、
「勢いだけ。しかもまだテレがある」
き、厳しい! やっぱり普段ライティングなどをしている人間だからして、なかなかすぐにテンションが上がらないのか? 感情の瞬発力が欲しいぜ……。
次回はいよいよスポーツ実況の演習へ! 元BBC(英国公共放送ではなくびわ湖放送の方)の牧田衞活アナウンサーが講師を務め、より実践に近いレッスンになるぞ!
(第2回に続く)