ゴールとともに育った

彼は2009~2010年に行われたU-17欧州選手権予選~決勝で14ゴールを決めてきた。スペインはイングランドに敗れてしまったが、彼はネットを揺らし続けた。

U-19選手権は2011、2012年で優勝を経験。後者ではフランスを相手に準決勝を戦い、3-3の壮絶な試合を展開した。アルカセルは1点、そしてサミュエル・ウンティティが2点を決めている。

彼は「瞬間」でのプレーを知っている

バルセロナはリオネル・メッシ、ルイス・スアレス、そしてネイマールと目白押しの攻撃陣を備えている。ストライカーの獲得に時間がかかった大きな理由だ。

しかし、アルカセルはこれまでスタメンに入るための戦いを多く経験してきたし、ルイス・エンリケの理想である4名のFWという中で、ただ形としてだけ存在する選手にはならない。

バレンシアでもアルバロ・ネグレド、サンティ・ミナとの熾烈なポジション争いのなか、2年で51試合に出場し、24ゴールを決めてきたのだ。

そして、彼はチームに馴染むためにそれほど時間を必要としない。スペイン代表でも初ゴールを決めたのはわずか16分での事だった。EURO予選でも4得点を決めている。

「もし20日プレーできなくても、21日目の準備をしなければならない。僕はマケドニア戦でのプレーを予想していなかったが、ジエゴ・コスタが怪我を負った。僕はプレーして、点を決めた。それは簡単ではなかったが、僕のメンタリティは『働いて、働いて、働く』ことなんだ」

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