かつてヨアン・グルキュフやフェルナンド・カベナギとともにボルドーをリーグ・アン優勝に導いたモロッコ代表FW、マルアヌ・シャマフ。
長身ながらも足元の技術にも優れ、ゴールこそ量産はしないものの最前線のチャンスメイカーとしても働けるという才能を持ったフォワードである。かつてマリオ・ゲッツェのアカウントがハッキングされた際、「シャマフは神だ」と書き込まれたことで大きな話題にもなった。
ゲッツェのTwitterアカウントがハッキング、「シャマフは神だ」と叫ぶ http://t.co/K9E6dxTYJP
— Qoly.jp(コリー) (@Qoly_jp) 2013年8月16日
2010年にはユース時代から長くプレーし続けていたボルドーからアーセナルへとステップアップを果たし、プレミアリーグに参戦することになったのだ。
ところが、イングランドでは初年度の公式戦で合計11ゴールを決めたものの評価を高めることが出来ず、徐々にアーセナルでの出番を失っていく。2012年にはウェストハムへのレンタル移籍を経験し、そのまま退団。クリスタル・パレスへの移籍を決断し、今季まで3シーズンに渡ってプレーしてきた。
だが、昨季はわずか9試合の出場でノーゴール。存在感を失った彼の契約は今夏満了となり、獲得に動くチームもなかった。現在はフリーエージェントの身である。
再起をかける彼は現在WBAのトライアルを受けていたのだが、先日行われたデリー・ダイナモス戦では26分に負傷してプレー続行が不可能に…。
踏んだり蹴ったりが続く彼。その心労からなのか、交代を余儀なくされた際の写真では急速に例の場所が寂しくなっていた。
Marouane Chamakh’s West Brom trial ended by horror tackle after just 25mins https://t.co/xQJIDropef pic.twitter.com/o31Q5rAV6x
— The Sun Football ⚽ (@TheSunFootball) 2016年9月3日
以前は高木林もかなりあったはずなのだが、残っているのは低木林ばかり。確かにアーセナルの最終年度くらいから『砂漠化』が進んでいる状況にはなっていたのだが、この数ヶ月の面積拡大が加速している気がしないでもない…。