リオ五輪から2か月弱が経つ。日本代表と戦ったナイジェリア代表の快進撃とそれに伴うボーナスの問題が大きくクローズアップされた。

今回は『Dear Magazine』の協力を得て、ナイジェリア代表FWウマル・サディクに話を聞いた。セリエAのローマに在籍し、ロンドン五輪でも当事者としてどのような体験を過ごしてきたのだろうか。

--初めまして、今日はよろしくお願いします。ローマで活躍しているのを、日本から観戦していました。まずは、デビューした昨シーズンについて話をして頂けますか?

ウマル・サディク(以下略)昨シーズンは、信じられないくらい素晴らしいものだった。ユースチームで結果を残し、ローマというビッグクラブのトップチームで出番を掴めることになった訳だからね。

--ローマという街での生活は、どうですか?

ローマは、壮大な歴史を感じることが出来る最高の街だ。いつもローマに暮らせる幸せと、トップレベルのフットボールを楽しめることを神に感謝しながら過ごしている。

--あなたが、理想としている選手はいますか?

多くの選手に憧れながら育ってきたけど、今まで成し遂げてきたことという面で見ればフランチェスコ・トッティは特別な選手だね。後、ズラタン・イブラヒモヴィッチのプレースタイルは僕の好みだよ。

--せっかくなので、トッティを1つの単語で表現してもらえますか?

彼はたった1単語では言い表せないほど、偉大な選手だ。「生ける伝説」と呼ぶべきか、「生まれつきのリーダー」と呼ぶべきか…。

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