どんな試合やチームであっても1人しか試合に出場できないのが、GKというポジションだ。

だが、『BBC』によれば、英5部ブレーンツリーは今季が始まってから、すでに8人のGKが在籍する状態になっているという(ただし、8人というのは延べ人数)。

シーズン当初はGK2人体制だったものの、控えGKが勉強のために中国へ去ったことでまずは1人を補強(彼だけがまだ出場機会がない)。その後、正GKが退場したためにそれをカバーするために別のGKを加えるも結局1試合しか出場せず。そして、その正GKも8月には退団…。

その後は名GKデイヴ・ビーサントの息子を補強するも、4試合出場後に手を負傷。そのために、6人目のGKをローンで連れてくることに。だがしかし!その彼も4試合に出場した後に負傷…。

結果、代役の代役となる7人目のGKを補強するはめになった。だが、7人目の彼はデビュー戦で1-6の大敗を喫したために、クラブはさらに別のGKを連れてくることになったという流れ。

シーズン中に短期ローンが可能なイングランドならではの出来事ともいえそうだ。

なお、8月に当初の正GKが退場した試合では、ベンチに控えGKがいなかったために、MFが急遽代役を務めることになったとか。

リー・ハーディング(ブレーンツリー・タウン会長)

「こんなことは見たことがないよ。だが、(今後も)多くのGKたちと話し合うことになるだろう。

(GK問題は)今季のスロースタートに輪をかけることになった。

私はチームには軸があると強く信じている。それはGKから始まってチームにまで上がっていくものだ。

だが、正GKが13番、21番、23番、25番と流動的になってしまえば、そこに確実性はない。

とはいえこういったことも起きる。この数年はずっと出続けている1人の選手がいたからね」

なお、ブレーンツリーは18節時点で24チーム中22位。リーグワースト3位となる33失点を喫している。

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