FAの声明

「我々は『サッカー競技規則』を深く尊重し、国際サッカー評議会における創設者としての役割を非常に慎重に果たしています。

ポピーの花は重要な追悼のシンボルであり、それが政治的、宗教的、商業的メッセージを表し、一つの歴史的事件と関係するものだとは考えません。

2011年にFIFAとともに合意した姿勢、そして我々が信じていることをふまえ、『サッカー競技規則』の第4条第4段落に従って、我々は休戦記念日に予定されている試合で、代表チームがポピーの花があしらわれた黒色のアームバンドを巻くことで犠牲になった方々に適切な敬意を表す予定です」

ポピーの花は追悼のシンボルであるという立場を明確にし、FIFAの警告に対して異を唱えたのだ。

この発表によれば、イングランド代表は11日のスコットランド戦で予定通りポピーが描かれた黒の喪章をつけることになるという。

FIFAの警告に対して反対の声明を出し、半ば強引にこうした行動に出るというのは非常に珍しいケースである。

英国『BBC』などは最悪の場合、勝ち点剥奪になるのではないかと伝えている。それだけのリスクがありながら喪章を巻くということ、FAとしてもポピーが意味するものに確固たる信念があるに違いない。

ちなみに、イングランドは2011年11月12日に行われたスペイン戦でも同様のアームバンドを巻いている。

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