アーセン・ヴェンゲル

日本で率いたクラブ:名古屋グランパスエイト(当時)

現所属クラブ:アーセナル(イングランド)

現代フットボール界を代表する知将のひとり。

母国のモナコを経て、1995年に名古屋グランパスの指揮官に就任。低迷していたチームを天皇杯初優勝に導くなど強豪へと変貌させ、最優秀監督にも選ばれた。

その後、1996年から現職。アーセナルに魅惑的なフットボールを植え付け、ついに就任から20年を迎えた。

だが就任当初は、ロンドンの地元紙『Evening Standard』が「アーセンって誰?」と伝えたほか、アレックス・ファーガソンからも「ヴェンゲルは日本にいて、イングリッシュ・フットボールのことは何も分かっていない」などと言われていた。

ヴェンゲル自身は日本での経験がアーセナルでも生きたと述べている。

「自分を劇的に変えるようなものだった。人生についてのビジョンが日本で変わったんだ。(日本へ)行ったことを非常に感謝している。たぶん(日本での時間がアーセナルでの成功に寄与している)だろうね。ヨーロッパでのプレッシャーと距離がとれ、違った視点を持って戻ってこられたからね」

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