12月から日本で開催されるクラブワールドカップ2016。

開幕を直前に控えFIFAは試合を捌くことになる審判団を発表したのだが、それに加えて6名のビデオ副審を選出した。

ビデオ・アシスタント・レフェリー制度(VAR)とは、試合を決めてしまうようなプレーに関して主審がビデオを見ている外部のレフェリーに助言を求めることができるシステム。また、ビデオ・アシスタント・レフェリーにも主審に対してアドバイスする権限が与えられている。

VARに関しては今年3月に行われた国際サッカー評議会(IFAB)の年次総会で実証実験が承認されており、オランダなどで現在テストが行われている。

また、今年9月に行われた国際親善試合イタリア対フランス戦で主審の映像チェックを対象としない「セミライブテスト」が行われるなど、本格導入に向けた動きが見られていた。

FIFAは公式サイトの中で「クラブワールドカップの大会を通して何かしらのテストを行うため、6名の審判をビデオ・アシスタント・レフェリーとして選出する」と発表しており、具体的なテスト内容については触れていない。

仮にセミライブテスト、あるいはライブテストが行われれば、FIFA主催の国際大会では初の試みとなる。FIFAによれば、大会に向けしっかりとした準備の用意も行うとのこと。

なお、審判団は連盟ごとに6組が選ばれており、UEFAからは世界的にも評価の高いヴィクトル・カッサイ(ハンガリー)が、AFCからはラフシャン・イルマトフ(ウズベキスタン)らがそれぞれ主審に名を連ねている。

クラブワールドカップでは2012年にゴールラインテクノロジーが初めて採用されている。

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