コロンビアで発生した航空機事故では、ブラジル1部シャペコエンセの選手が犠牲になった。

そのインパクトは大きく世界中で報じられているが、私たちの知らないところで命を落とすサッカー選手がいるようだ。

英国『Guardian』が、ガンビア情勢について伝えている。

ガンビアのバンジュール・ユナイテッドは、2014年にはFAカップを制した名門。写真は優勝した直後の記念写真だ。

しかし、そんなガンビアではクーデター未遂が起こるなど政情は安定しておらず、雇用を求めてヨーロッパに渡ろうとする難民の数が激増している。

そして、そうした事情はサッカー選手も例外ではない。

ガンビアのFIFAランキングは174位と低く、国内のリーグ戦も決して競争力があるとは言えない。そのためバンジュール・ユナイテッドの選手たちも欧州のトップリーグでの出場を夢見て出国した結果、チームのメンバーはほぼ半数になったという。

ガンビアからヨーロッパまでの距離はこれくらい。

ヨーロッパへと行くにはサハラ砂漠を縦断してから地中海を渡る必要があり、渡航中の事故で死亡するケースが増えているのだ。

記事によれば、バンジュール・ユナイテッドではこれまで25人ほどが亡くなっており、主力選手の全員を失ったとのこと。そのため、昨年には2部リーグへと降格になっていたそうだ。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、今年リビアの湾岸からヨーロッパへ入国を図ろうとした人は13万人おり、うち7%がガンビア人であったとのこと。

先日もガンビアではU-17女子ワールドカップに出場した19歳の代表選手がヨーロッパへの渡航中に亡くなっている。