飛行計画はどうなっていた?

ボリビアのサンタ・クルズにあるビルビル国際空港を出発した事故機は、目的地のホセ・マリア・コルドバ空港に向かう予定だった。この経路は事故機BAe 146の最長航続距離とほぼ同じである。

燃料についてはボリビア北端の町コビハにあるCapitan Anibal Arab Airport、コロンビアのボゴタにあるエルドラド国際空港での補給の可能性が計画されていた。

しかし前者では到着の時間が遅かったために補給ができず、後者についてはパイロットの判断によって行われていない。この動きについては今後の調査が行われる。

「規制逃れ」を隠蔽?

なお、スポーツライターのイーワン・マッケンナ氏が報告しているところによれば、「サンタ・クルズの空港の担当者は、その飛行計画を見て内容の変更を要求していた」という。

その理由はあまりにも計画に余裕がなかったからであったが、ラミア社はそれを変更しなかったとのこと。これはグスタボ・バルガス氏が「判断はパイロットに依存していた」と説明していたことに矛盾する。ミゲル・アレハンドロ・キロガ・ムラカミ氏はパイロット兼経営者だったからである。

また、マッケンナ氏はこの場合「法律違反であることを隠すために会社側は真実を話せない状況にある」と報告する。

もしこれが真実であるとするならば、ヒューマンエラーというよりも、稚拙な運営において行われた危険な飛行で71名もの命が失われた「人災」ということになる。

そうなれば、今後1ヶ月の事故調査が終了した時、サッカー界だけでなく世界全体でチャーター機使用の方針自体が見直される可能性もあるだろう。

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