スティーヴン・ジェラード
「しかし、これはおそらくリヴァプールの歴史上でもっとも大きな1800万ポンド(現在のレートでおよそ34.9億円)の無駄遣いだった。我々は5位でシーズンを終え、ディウフは私がもっとも嫌いなチームメイトの最上位にランクインされた。
ディウフはサッカーに対して本当に興味がなかった。そしてリヴァプールに対しても何の共感もしていなかったように見える。
例えば、2003年3月にパークヘッドで行われたUEFAカップの試合だ。セルティックのファンに向けて痰を吐きかけたあの行為は、彼の侮蔑的で意地の悪い態度を要約しているものだ。
ディウフとバロテッリを同一視しているか?と僕に聞く人もいる。僕はいつも『そんなことはない』という。マリオ・バロテッリに対してはリスペクトしている。ディウフに対しては何もない。
バロテッリは時に愛くるしい男だ。それは決してディウフに存在する特徴ではない。
唯一ディウフの契約について前向きなものをあげるとするならば、彼はピッチ上でハードに働いたということだ。彼は常にボールを望み、そして逃げることはしなかった。
しかし、しばらくして僕はディウフが誰もが思うサッカー選手ではないと分かった。まるでサッカーが彼の社会生活において邪魔になっているかのようだった。
少なくとも、バロテッリは僕を時に微笑ませてくれる男だし、彼のキャリアが上手くいくかもしれない、継続的にポテンシャルを証明できるかもしれないという小さな望みを持っている」
【Playback!】ジェラードとディウフ、壮絶な対立はここから始まった!
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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