Qoly年末年始恒例のプレイバック企画! 過去に掲載された記事をもう一度振り返ってみよう。
今回は2015年10月31日公開、「クロップの“頭脳”と“眼”!熱血漢を影で支える2人の右腕」。リヴァプールでも彼らしい指導を続けるクロップの片腕たちを特集。
ユルゲン・クロップ率いる新生リヴァプール。
指揮官を支える右腕とも言える2人のスタッフについて、『liverpool echo』が伝えていたので紹介する。
ジェリコ・ブヴァッチ(写真中央)
PHOTO: Jürgen Klopp, Zeljko Buvac and Pep Lijnders oversee training ahead of #LFC's return to @premierleague action. pic.twitter.com/ZjyYwy5cp2
— Liverpool FC (@LFC) 2015, 10月 23
クロップの“頭脳”と呼ばれる男。
現役時代は攻撃的MFとしてプレーした54歳のボスニア人である。クロップとはマインツでともにプレーし、36歳で現役から引退。
その後2001年にマインツの指揮官に就任したクロップから電話を受ける。そこから2人のサクセスストーリーが始まった。
その後7年間でマインツを史上初めて1部昇格に導いたほか、欧州への出場権ももたらした。2007年にマインツは降格、その12か月後に昇格を逃すと、クラブは2人と袂を分かった。2008年5月、トーマス・ドルのもと13位に終わったドルトムントが2人を引き抜いた。
激しいプレスでボールを奪い返し、スピーディーかつアグレッシブな動きでカウンターを仕掛けるドルトムントのプレースタイルをクロップとともに構築した、“共同建築者”でもある。
クロップ自ら、彼は自分の“頭脳”だと評しており、2人はテレパシーで通じ合っているとさえ言われる間柄である。
互いに尊敬しあっているのは明白で、ヌーリ・シャヒンなどは「ジェリコ・ブヴァッチはほぼクロップの“双子”さ。双方とも全く同じやり方でフットボールを見ている」と述べているそうだ。