アルベルト・グズムンドソン(元アイスランド代表)

1923年に生まれたアルベルト・グズムンドソンは、スコットランドでビジネスを勉強していた際にグラスゴー・レンジャーズでプレーし、その後アーセナルのアマチュアでプレーしたという。

さらにフランスに渡り、ラシン・パリへの入団を試みるも失敗し、最終的にはナンシーと契約。1948年にはACミランに入団した。

1954年に現役を引退した後、アイスランドに戻った彼はフランスの婦人服を輸入する会社を立ち上げ、ビジネスマンとして一財を築く。

その後は独立党に入党し、1970年にレイキャヴィクの市議会議員に当選。1974年に国会議員となり、大蔵大臣、産業大臣を歴任。税金を巡るスキャンダルで1987年に辞任した。1994年に死去。

なお、息子のインギ・ビョルン・アルベルトソンもアイスランドの国会議員だった。

ボジク・ヨージェフ(元ハンガリー代表MF)

フィレンツ・プスカシュの親友としても知られるハンガリーの名選手。1954年、1958年のワールドカップに出場し、世界的なハーフバックとしての評価を確固とした。

当時のハンガリーはアマチュアであり、彼は陸軍将校だった。国民から人気が高い彼を、政権は1953年に議会へと誘い、政治家と選手を並行して務めるという状況になっていた。しかし、その忙しさから1957年に辞職している。

1974年にハンガリー代表監督に就任したものの、体調を崩したためにすぐ退任を余儀なくされ、78年に心不全のため52歳という若さで死去した。

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