アントニオ・バレンシア
「僕が100%サイドバックであるということは言いたくない。まだ自分はサイドアタッカーだと感じている。しかし、最終ラインでプレーすることは納得している。
自陣のゴールにより近い位置にいる場合、さらに集中することが必要になる。かなり難しいことだ。一つのパスミスが失点に繋がり、結果を左右する。
僕はそのエリアで改善してきたと感じている。攻撃に出ている時の方が、『これが自分のポジションだ』と感じられるけどね。
しかし、僕はチームの一員であるし、監督が信頼を寄せてくれていることも感じている。
新しい契約を結んだし、クラブのことも、この街のことも愛している。家族もここで生きることを楽しんでいる。
僕はできるだけここに残りたいと思っているよ。5~6年、あるいはもっとね!」
(2010年のレンジャーズ戦では左足首を骨折し、選手生命も脅かされたね?)
「再びプレーすることもできないかと思った。大きな怪我だったし、リハビリも厳しかった。だから、メディカルチームには感謝の気持ちを持っているんだ。
僕を元通りにしてくれたのは、自分の努力だけじゃなかった。ただ、あのときはもちろん心配だったけどね。
今季も腕の複雑な手術を受けたけど、ここなら少なくともギブスで守れる。足だとそれが出来ないからね!
腕ならば回復しながらプレーができる。手だけだからね。痛みはあるよ。最初はそれに苦しんだし、落下は怖かったね。しかし、このクラブでプレーしたかった。
自分のポジションを失うのが怖かったわけじゃないよ。プレーを楽しみたかっただけだ。もし出場できなければ、それが味わえないからね」
(レスター戦ではイブラヒモヴィッチにアシストをしたね?)
「チームは良くなってきているよ。自信を持って、順調にプレーしている。ファンが我々のやっていることに満足してくれることを願っている。
僕にとっては、まだそれが大切な夢なんだよ」
終わったと思った…バレンシアが語る、ディ・マリアとデパイの加入
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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