― 今回、実際にトレーニングさせていただきましたが、目の横の筋肉が非常に疲れるというのが印象です。
“眼の筋トレ”ですかね。トレーニングで大事なのは1回限りではなく継続して行うということです。最低1週に1度30分で良いので継続していくとスコアが上がっていきます。
トレーニング前後でも数字は上がりますが、1週経つとまた数字がある程度落ちています。それをトレーニングであげてあげるイメージですね。
― 3歩進んで2歩戻る的な(笑)。
はい。
― 実際に、眼力というと年齢や生まれつきの才能などで大きく違いがでそうなイメージなのですが。
諸説ありますが、サッカーにおいては高校生年代までは眼から見て情報を整理する力を鍛えることができると言われています。あとは、それをいかに落とさずに維持していくか。
なので、子供たちは伸ばすために、大人になってからは若いときの数値を取り戻したり、高い数字を維持するために使うのもありでしょう。
実際に80歳の女性が速読のトレーニングを受けたりもしています。結局は、年齢に関係なくトレーニングには価値があることになります。
― 今後の展望についてはどうお考えでしょうか?
DS眼力トレーニングの石垣尚男も我々のトレーニングについてお墨付きを与えてくださっています。教授は、サッカーと速読との兼ね合い、スポーツとの速読との兼ね合いを研究中です。
愛媛FCでの速読トレーニングがどのような結果を生むかはこれから楽しみにしています。毎年データが蓄積されていけば論文やデータとしてより世の中に広まっていくでしょうね。