2017年のアフリカネイションズカップにも出場したチュニジア代表MFハムザ・ラハマーをご存じだろうか?
1990年にスースで生まれたラハマーはエトワール・サヘルの下部組織で育ち、そのままトップチームへ昇格。2度のローン移籍を経て、2015-16シーズンに25歳にしてレギュラーをつかむといきなり12ゴールをあげた。
2016年のチュニジア最優秀選手にノミネートされたMFは、現在ドイツのボルシアMGなどヨーロッパから関心を得ているといい、CRベルーイズダード(アルジェリア)からスポルティング・リスボンへ移籍したイスラム・スリマニに続きブレイクするのではないか?と見られている。
ラハマーは攻撃的MFのほか、センターハーフ、左サイドでプレーできる。決して大柄な選手ではないが右足のシュート力であり、特にフリーキックでその才能を発揮する。また、ゴールの半数はペナルティキックでありこちらも得意だ。2015-16シーズンのゴールの内訳は12ゴール中3ゴールが流れの中で、PKが5つ、FKが4つとほとんどがセットプレーのもの。
今季もこれまで7ゴールをあげているが、PKが4つ、FKが2つ(残り1つは動画が見当たらなかった)とセットプレーからゴールをあげている。リーグ戦以外の代表チームやカップ戦などでも同様にセットプレーからゴールを量産している。
得意としているのは左サイドから少し角度のある距離で、この距離であればゴールから多少遠くても関係がない。現在、国内リーグでは右足ならラハマー、左足ならチュニジアU-23代表のサード・ブグイル2人のフリーキッカーがゴールを量産しておりライバルの存在が良い方向性になっているようだ。
ちなみに7番を付けることが多いからクリスティアーノ・ロナウドと比較する声もある。