フリーキックを蹴るセンターバックは世界的にも珍しい。
森重真人やフィルヒル・ファン・ダイクがその一例だが、いずれもフリーキッカーとしては「世界最高」というレベルには到達していない。
しかし、新たなフリーキック職人の誕生を思わせるDFがラス・パルマスにいる。ウルグアイ出身のマウリシオ・レモスだ。
まずは、レモスが今季フリーキックからあげたゴールを映像で見てみよう(「YouTubeで見る」からご覧ください)。
第20節 バレンシア戦
第23節 マラガ戦
第30節 エイバル戦
フリーキックだけでなんとここまで3ゴール!
これはリオネル・メッシと並び、今季のリーガでは最多のゴール数だ。
マウリシオ・レモスは1995年12月28日生まれの21歳。2015年に行われたU-20南米選手権ではウルグアイ代表として出場し、強固な守備を形成した。
デフェンソールからルビン・カザンを経てラス・パルマスへと加入し、今季は後半戦からレギュラーを奪取。堅実な守備だけでなく、正確かつ“曲がりながら落ちる”フリーキックでゴールを奪っている。
第27節のエスパニョール戦では、やはり縦回転のミドルシュートからゴール!
キックを自在に使うことのできる“近代型”のセンターバックであり、バルセロナも注目しているという。