情報や流通の発達した現代においてスピードは企業の生命線。日々締め切りや納期に追われるなか、融通の利かない職人気質の者は行き場を失い、世の中は要領の良い人間ばかりが跋扈している。

ただ、それはサッカー界でも同じこと。過去には“両翼”を主戦場にしたウィングたちが職人的な技によって一世を風靡したものだが、今日では片側しかできない、あるいはサイドに張り付いているだけの選手は疎まれ、中央に侵入しゴールまで狙えるポリバレントな選手が重宝されている。

そうなるとサイドとは逆足、右サイドであれば左利きの選手が配置されていくのは必然的な流れであろう。ロッベンのような選手はその典型的な例である。

しかし、そんな昨今においても「ここがワシの生き甲斐じゃ!」と言わんばかりに持ち場を離れず、タッチライン際で奮闘し続けている選手もいる。

そこで今回はフランスの大統領選挙が佳境を迎える中、右側にいることに悦びを感じるサッカー界の“極右”的な選手をご紹介しよう。

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