フランチェスコ・トッティ
「このところ、インタビューを受けなかったこと、考えをハッキリさせなかったことは申し訳なかった。
でも、スイッチを切ることは本当に難しかったんだ。今、僕は怖い。
これは、決めなければならないペナルティキックを得て、ゴールの前に立っているときと同じ恐怖ではない。
今回は、ネットの穴の先にあるものを見ることができずにいるからだ。
恐怖を感じさせてくれ。
そして今、僕は皆の優しさを必要としているんだ。皆がいつも僕に見せてくれたものを。
皆の愛情があってこそ、僕は次のページをめくり、新しい冒険に専念することが出来るはずなんだ。
今は、チームメイト、コーチ、ディレクター、会長、そして何年もの間共に働いてくれた皆に感謝する時だ。
ファン、そしてクルヴァ・スッド(サポーターグループ)、ローマの人たち、ロマニスタの人たち。
ローマに生まれて、ロマニスタとして育つのは、特権だ。このチームのキャプテンになったことは名誉だ。
皆は常に僕の人生と共にある。僕はもはやこの足で楽しむことは出来ないかもしれないが、心は常に皆と一緒だ。
子供のころ、自分を歓迎してくれたロッカールーム。今、僕は大人になってそこを去るんだ。
ローマに28年間の愛を与えられたことを、僕は幸せに思う。誇りに思う。愛しているよ!」
いつか魔法は解ける…トッティ、最後に語った感動メッセージ
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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