バレンシア対バイエルン(2000-01決勝)

試合日:2001年5月23日
会場:サン・シーロ(ITA)
試合結果:バレンシア 1-1 バイエルン(4-5 on penalty)
得点者:メンディエタ(3分)、エッフェンベルク(50分)

【コメント】

当時リーガを席巻していたバレンシアは準優勝だった前年の借りを返すべくこの一戦に臨むもPK戦の末に無念の敗戦となった。

両チームの得点はいずれもPKであり、試合内容としてスペクタクルなものではなかった。

ただ、何よりも印象に残っているのは終了直後のあのシーン。むせび泣くGKカニサレスを相手GKオリヴァー・カーンが慰めていたあの場面だ。

後にカーンはこう語っている。

「自分も1999年に似たような経験をしていたので、彼を気の毒に思えた。

自分に残るもの(覚えていること)は感情だ。タイトルを勝ち取った感情、PKをミスしたりセーブしたりした直後の感情、そういった瞬間のことは決して忘れない。

セレブレーションはいいことだ。でもそれは自分に残るものじゃない」

選出者:編集部I

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