自分たちの言語に名前が置き換えられる

海外では、自分たちの母国語が優先だ。例えば、イングランドではチェコ人もブラジル人もみんな英語読みだ。そう、名前も当然、全て自分たちの母国語で発音するのだ。

となると、スペインやポルトガルにいけば彼ら以外も『愛称』で登録されるし、本来キリル文字でスペリングされるロシアやギリシャ人の名前は国を移るごとに微妙にラテン文字への変換が変わる。

彼らは自分たちがスタンダードなのだ。だが、調べる側にとっては名前すら変えられては調べにくいったらありゃしない…と愚痴をこぼさせていただく。

誤報

日本では誤報は大きなミスとして、度々批判にさらされる。しかし、海外ではしばしば誤報がまじってしまう。

我々編集部が遭遇した中にはそれこそ『UEFA』の移籍決定報が「やっぱり成立していませんでした!」みたいなものもあり、ソースがどこであれすぐに信用することはできない。

しかし、日本では時折誤報を流してしまうサイトがあり、我々は自信満々で見送ったのに、その“誤報ニュース”が話題になってしまうこともある。怖いのは後に真実になってしまうことも。それでは、ただ単に我々が乗り遅れただけではないか…大きな失態だ。

今月も「バイエルン・ミュンヘンがレナト・サンチェスの移籍金追加支払いは間違いである」と誤報に対して公式サイトで声明を出す事態に。

この世の中はそう簡単に二元論で片付けられない。嘘を嘘と見抜ける人でないとインターネットを使うのは難しいのだ。

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