17日からロシアで開催されるコンフェデレーションズカップ2017。
同大会はいわゆるW杯のプレ大会で、日本は残念ながらアジアカップで敗退したため出場できないが、現世界王者ドイツや南米王者チリなどが参加予定となっている。
開幕まで2週間を切るなかFIFAでは過去の名場面を特集しており、6日には中村俊輔の“アレ”が取り上げられた。
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2003年大会で、開催国フランスから奪った伝説のフリーキックだ!
先制を許した日本だったが、59分、ゴールやや左寄りの位置でフリーキックのチャンスを得る。ボールの側に立ったのは、若き日の遠藤保仁と中村俊輔だ。
最初に助走をとり、蹴る素振りを見せたのは遠藤だった。これはフェイクだったが、フランスの守護神ファビアン・バルテズの重心が僅かに動く。
するとその直後、それを見逃さなかったかのように、中村の左足から放たれたシュートはバルテズが動いた逆の方向を強襲!ボールは右側のゴールポストを直撃した後、突き刺さるようにゴールへ吸い込まれた。
現在も共にJ1でプレーする2人の連携プレーから生まれた日本代表史上に残る名ゴール。FIFAは今回、このフリーキックを回顧し、「パーフェクトFK」「絶対的な美しさ」と絶賛した。
結局この試合は敗れてしまったが、当時、世界屈指のフランス代表、そして最高のGKの一人だったバルテズから奪ったこのゴールは、今もなお多くのファンの心に刻まれている。