塩谷 司(サンフレッチェ広島)
「この場で一人、感謝を伝えたい選手がいます。
…航平。
水戸から移籍してきた時に一人も知っている人がいなくて、さらに人見知りで不安だらけだったけど、年下と思わせないほどの馴れ馴れしさですぐに仲良くなったことで本当に救われました。
航平は意識してなかったと思うけど、ずっとお礼が言いたかったので。
この場を借りて、本当にありがとう」
2012年8月、水戸ホーリーホックから広島へとやって来た塩谷。
当時のチームには知っている選手がおらず、そこで塩谷の支えになったのが当時すでに広島に在籍していた清水航平であったそうだ。
塩谷と清水は誕生日が5ヵ月しか違わないが、学年は清水が一つ下。
それでも塩谷にとっては、「年下と思わせないほどの馴れ馴れしさ」が何よりもありがたかったようだ。
このコメントを聞いた清水はベンチで思わず涙…。
両者の知られざる関係が垣間見えた瞬間であった。