『BBC』は14日、「CONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)は、フランス領ギアナに対して処分を言い渡した」と報じた。

8日から開幕したCONCACAFゴールドカップ。その直前にフランス領ギアナはフロラン・マルダやリュドヴィク・バールら3名について「出場資格がない」と言い渡されていた。

しかし、フランス領ギアナはそれに反対する形で11日のホンジュラス戦にマルダやバールを起用し、0-0で引き分けていた。

その結果、CONCACAFはその試合のフランス領ギアナに対して罰則を準備していると発表し、今回その結論が出された。

フランス領ギアナはホンジュラスとの試合の結果を没収され、0-3の敗北扱いとなるほか、罰金の支払いを命ぜられたという。

また、フロラン・マルダは今後2試合の国際試合に出場できないという罰則を受けることになった。

もちろん、マルダはすでにフランス代表では招集されていない上、フランス領ギアナでは出場資格がないことが確認されたことから、実質的に意味を持つものではない。

CONCACAFゴールドカップでは、これまでジョスリン・アングロマ(グアドループ)などフランス代表経験を持つ選手がプレーしてきた。

それはFIFAに加盟していない地域だからであり、これまではルールとしてある程度認められてきたものだ。

しかし今回CONCACAFは「FIFAのルールに従う」という方針を決めたことにより、突然マルダが弾かれることになった。

今後もこの前例が適用されることを考えれば、これまで良くも悪くも「なあなあ」で運営されてきたところがある各地の地域選手権に大きな影響を及ぼしそうだ。

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