――石川選手にとってファンとは
「なかなか言葉に表しづらいんですけど、うーん。
ここにいる多くの方々が一度は味の素スタジアムに足を運んでくれていると思うんですけど、たぶん来てくれた方々が感じる思いそのままだと思います。
先日の鹿島戦でスタジアムを一つにしたいという思いで行動に出ましたけど(石川は試合前、ゴール裏を訪れサポーターとコミュニケーションを図った)。
久々だったんですよね。グラウンドでサポーターの声援を受けてプレーすることは今まで多くありましたけど、ああいった場に自分が一人で行ってそのエネルギーを一人で受けたことは今までなかったので。
このエネルギーこそが自分の源で、クラブの源で。逆を言えば、僕らの力がファン、サポーターの方々の試合を応援する、生きる力、源になっている。
だからあの場にいればそういう雰囲気をきっと感じてもらえると思うし、そこに言葉はいらない。感じてほしいし、自分はそういうふうに感じながらプレーしてきたので。
いつもいて当たり前の、時にいろいろ指摘を受けながら共に成長できる関係だと思います」