ドルトムントから3人獲得(ピエール・オーバメヤング、ウスマヌ・デンベレ、マフムード・ダフード)
バルセロナにとって1人の選手に全額を費やすことの問題は、チームの穴が1つだけではないことだ。
ネイマールの退団によって、バルサは左WG、クリエイティブなMF、さらに右WGが必要になるだろう。ジェラール・デウロフェウがやれると証明していないからだ。
バルサにとって幸運にも、その全てを一か所から得ることができる。それはドルトムントだ。
毎年夏に退団しようとしているオーバメヤングは、2014-15シーズンにネイマールがやったようにオフザボールをこなす役割のストライカーとして、3トップに理想的なまでにフィットするだろう。彼は高い。とはいえ、バルサは8000万ユーロ(104億円)を支払えば楽に獲得できるだろう。
そして、残りの1.42億ユーロ(185.4億円)でダフードとデンベレをダブル獲得したうえで、1年間はドルトムントにローンバックで貸し出すことも可能だ。
怪我をする前のイルカイ・ギュンドーアンのようなバランスのとれたスキルを併せ持つダフードは、バルサの中盤にすんなりフィットするだろう。
そして、デンベレはこの3人のなかにおいて本物の宝石だ。スーパーなドリブル、プレーメイク、得点力。このウィンガーはいつの日かバルサでプレーすると宣言している。ネイマールが退団したことで、ポジションが空いた。そのいつの日かは今になりえる。
ただ、ダフードは今夏移籍したばかりであり、全額を支払っても同時移籍にはドルトムントは同意しないだろう。その場合はカンプ・ノウに来るまでに1年間ドルトムントに貸し出し、成長させたうえで2018年に合流させることもありだ。