ヘセ・ロドリゲス(ストークFW)
かつてはレアル・マドリーでクリスティアーノ・ロナウドを継ぐ者として見なされていたヘセだが、怪我と利己的な姿勢のせいでそのキャリアは暗転した。
昨季のPSG移籍も失敗。後半戦では故郷のラス・パルマスへローンされたが、それもダメだった。
ヘセは途方に暮れたが、ストークが彼と契約(ローン)し、避難場所を与えた。第2節アーセナル戦で先発すると、好プレーを披露。さらに後半2分には決勝ゴールまで決めた。気を付けろ、プレミアリーグ。ヘセは定着するぞ。
ウェイン・ルーニー(エヴァートンFW)
彼はこの5年間、衰えを見せており、そのために批判を受けた。
誰もがルーニーは終わったと思った。かつてNIKEのCMで演じた“ヒゲの男”に本当になってしまったと。
だがルーニー本人だけはそう思っていなかった。少年時代のクラブ、エヴァートンに復帰した彼は復活したように見える。
“月日を巻き戻した”わけではないが、これまでのパフォーマンスは非常に決定的なものだ。
2試合時点で2ゴールを叩き出した。1つは決勝点、もうひとつは優勝候補マンチェスター・シティから勝点を奪うものだった(スコアは1-1)。
最高のリベンジとなり、ルーニーを批判していた者は苦虫を噛み潰すはめになった。
だが、彼はどれくらい今の復活劇を続けられるだろうか?
誰にも分からない。とはいえ、我々はこれを楽しむべきだ。ルーニーのユニークさと活力は彼がいなくなってしまった時(引退した時)に、きっと恋しく思うものだろうから。