ポゼッション:37.6% - 62.4%
パス数:368 - 568
シュート数:12 - 16
コーナー数:1 - 18
クロス数:4 - 36
デュエル勝率:57.4% - 42.6%
スコア:3 - 0

「この試合のPSGのポゼッションは37.6%。つまり、ポゼッションのところではバイエルンが大きく支配していたといえます。

パス。568対368。シュート。こちらもバイエルンの方が多いですね。そしてコーナーは18本対1本。そしてクロス。36対4。

そして、ここでPSGが上回った数字があります。それがデュエルです。デュエルの成功率です。ここではPSGがバイエルンを上回っていました。

デュエルの成功率は地上戦、空中戦ともに重要なものです。そして結果はPSGの決定率の高さもあり、3-0でした。

繰り返しになりますけれど、ポゼッションのみでは全く意味がありません。モダンサッカーではゲームプラン、ゲームコントロールといったものをちゃんと合わせて準備しないといけません。

例えば、引いてブロックを使って深い位置で守るというのも一つのやり方で、PSGがそれを利用しました。

ネイマール、カバーニなどの個人プレーがゴールを奪った時に活かされる形です。そして、決定率も高かったですね。

現代のサッカーでは、キーパーとストライカーの役割が非常に大きいと思います。

PSGのキーパー(アルフォンス・アレオラ)は偉業を成し遂げ、相手チーム(スヴェン・ウルライヒ)はそこまで効果的な守りができなかったということですね。そういった意味でも、モダンサッカーでは非常に重要なポジションであることが分かります。

ですので、日本のサッカーでもどのようにストライカーを育てるのか、そしてキーパーを育てるのかということを自問しないといけません」