『Calcio Finanza』は27日、「ASローマは、2016-17シーズンに4260万ユーロ(およそ56.2億円)の損失を計上したことを明らかにした」と報じた。
昨季はチャンピオンズリーグのグループリーグに出場できず、ヨーロッパリーグに回ることになったローマ。
発表によれば、それによって収益が減少したため業績の悪化を招いたという。損失は2015-16シーズンと比較して1400万ユーロ(およそ18.5億円)増加している。
また、ローマの親会社であるAS Roma SpAの純損失も前年度の1040万ユーロ(およそ13.7億円)から3600万ユーロ(およそ47.5億円)に膨らんでいるとのこと。
連結水準における純金融債務は、昨年6月30日段階では1億7030万ユーロ(およそ224.5億円)であったが、今夏の段階で1億9250万ユーロ(およそ253.7億円)に増加したと見積もられている。
ローマは現在さらに新スタジアムを建築する計画を進めており、6月に承認されたゴールドマン・サックス、ウニクレディトとの融資契約を再交渉する予定だ。
10月4日に行われる会議で理事会の承認を受け、26日には運転資金を加えるため資本金が1億2000万ユーロ(およそ158.2億円)増加されるとのことだ。
ただ、今季はチャンピオンズリーグで戦うことができているため、2017-18シーズンの間に財務状況は大きく改善されるものと考えられているようだ。