編集部S

スタジアム名:NACK5スタジアム大宮

正式名称:さいたま市大宮公園サッカー場
所在地:埼玉県さいたま市
開場:1960年
キャパシティ:1万5600席
ホームクラブ:大宮アルディージャ(J1)


【コメント】

"Simple is Best"。初めてNACK5を訪れた際に抱いた感想がこれだ。

日本でも数えるほどしかないサッカー専用スタジアムで、最大の特徴はピッチとの近さ。メインスタンド、バックスタンドは非常に低い構造になっており、そこで味わうことのできる臨場感は独特のものだ。

その一方でゴール裏は傾斜が強く、最上段席にもなるとなかなかの高さになる。それゆえ、NACK5のゴール裏は対戦相手にとって壁として映るはずだ。

また、スタジアムまでのアクセスも非常に趣があり、定番ルートにもなっている氷川参道はいつ歩いても気持ちがいい。駅からすぐのスタジアムも魅力的だが、10-15分ほど歩く方が高揚感を覚えて好みである。スタジアムのすぐ裏が道路や民家というのも、どこか親近感を抱かせる。

個人的な話だが、2013年に行われたさいたまダービーを記者として取材できたことは何事にも代えがたい経験になっている。

18戦無敗のJ1記録を懸けた3位大宮が2位浦和と対戦するというストーリー性は「これぞJ1リーグ」といった巡り合わせであり、浦和サポーターの地鳴りのような声援に圧倒され、試合後の大宮サポーターによる歓喜は忘れられない。試合後には大宮のスタッフの方から握手を求められ、チームが団結して戦っているのだと強い感銘を受けた。

また次点にはなるが、ユアテックスタジアム仙台のアットホームな雰囲気も、IAIスタジアム日本平の“勝ちロコ”も大好きだ。