今年16歳アルフォンソ・デイヴィス
ウィンガーのアルフォンソ・デイヴィス(カバー画像)は、2016シーズンに15歳257日でデビューした。ヴァンクーバー・ホワイトキャップス下部組織あがりのデイヴィス、この記録はフレディ・アドゥの14歳306日に次ぐMLS史上2番目の記録だった。ブーショが契約ならこちらは出場で2番目に若い記録となった。
16歳となり迎えた2017シーズンは、26試合に出場しスーパーサブ的な役割を主に担った。カナダ代表でもデビューしゴールドカップで3ゴールと高い実力を見せている。
父はコロンビア代表ヘスス・フェレイラ
FCダラスの下部組織あがりのコロンビア人FWヘスス・フェレイラもその1人だ。16歳5か月11日でデビューしたフェレイラは、元コロンビア代表ダビド・フェレイラの息子だ。
父ダビドは2001、2004、2007と3度のコパ・アメリカにも出場しMLSでもベストイレブンに輝いたドリブルの得意なウィンガーだった。息子はストライカーとのことでポジションこそ違うが面影は少し父に似ている。
ヘスス・フェレイラはアメリカのユース代表に誘われているがまだデビューしておらず決めかねているようだ。
それ以外でもアンドリュー・カーレトン(アタランタ・ユナイテッド)もデビューするなど今季のMLSでは16歳の選手が3名プレー、15歳の契約が1名と若年層の発掘が著しいのだ。
アメリカでは高校、大学と学生サッカーで名をあげてからドラフトを経てというパターンが多い中で下部組織上がりという新たな方法が芽を出し始めている。今回紹介した3選手もいずれもクラブのアカデミーあがりで18歳に満たない選手が躍動し始めているのだ。
フレディ・アドゥが14歳でDCユナイテッドと契約し大きな話題を呼んだのも今は昔、だがクラブレベルで言えばアメリカサッカーの未来は明るい。