間違いない事実が1つある。『我々はもはや国際的に価値がある選手を持っていない』と。
すると、疑問が浮かんでくる。『なぜ我々は王者を育てられなくなったのか?』
イタリアでは、ロレンツォ・インシーニェとシモーネ・ヴェルディを除いて、誰も代表チームでのポジションを新たに勝ち取った者はいない。
なぜ我々は、相手を打ち負かすようなタレントを持っていないのだろうか?
単純に、タレントは失われたということ。
サッカーにおいて基礎的なものは2つある。ユースチーム、アマチュアチームだ。
ユースという点で言えば、この数年は勝利だけに偏っている。コンセプトを開発していくのではなくね。
あの年代でも外国人選手ばかりになっている。だから結果だけに集中することになり、才能を開発することは出来ないのだ。
アマチュアはかつて素晴らしいものだったが、彼らは経済的理由と厳重なルールで壊されてしまった。
今のイタリアでは、才能は育たない!ゾラ氏が熱い「育成批判」
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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