バグとの戦い・・・ROMが2種類?
ーー失礼な話ですが、そんな状態でよくサカつくシリーズが生まれましたね?
今思えば、サッカーを知らなかったのがむしろ良かったのかもしれません。初期のサカつくって「リアルさ」よりも「面白さ」重視のゲームでしたし、サッカーに詳しくなくても遊べるゲームになってましたからね。
それでも、発売前は上からは「絶対売れない」と言われていたそうです。実は『プロサッカークラブをつくろう!』というのは開発時のコードナンバーというか仮タイトルで、そのまま「これでいいんじゃない?」となっての発売だったとか。
最初の発売は1996年2月、世間はJリーグブームから1998年のフランスワールドカップへ向かう頃でした。2が1997年11月に発売、「ジョホールバルの歓喜」の時に試合でもCMが放送されてさらにブレイクし、売り上げが50万本を超えセガサターンを代表する作品のひとつとなりました。
ーーそのサカつく2ですがROMが2種類あると聞いたことがありますが本当ですか?
うーん、僕は当事者じゃないのでそこはわからないですが・・・全然ありうる話ですね。今でこそ家庭用ゲーム機にもストレージが搭載されていてパッチが当てられますけれど、当時はそんなこと出来なかったので。