「それも、本当であればいつもレギュラーで出場している選手の7,8人が代表チームに入っていない状況でした。
でも、以前ほどパフォーマンスが良くない選手がいると私は見てとりました。だから、私の頭の中ではこうなったらどうすべきかということを見ていました。
11月の合宿の時には18人の選手を呼び、2回目の遠征合宿(3月)の時は選手22人プラスGK2人。ですから、選手たちを試していたわけです。
そして最後にナカジマを呼びました。皆さんにしてみれば心配だったかもしれないですが、とてもいい選手…(※ここで司会の方から「そろそろまとめを」と促される)
つまりは、これらの試合はワールドカップのための調整にあって、自分が何を求めているかということは私自身ちゃんとわかっていました。
私自身はいろいろと満足していましたし、選手に関してのいろいろな情報やデータもゲットしていました。そしてその次に来るのが、一番重要な23人の選手を選抜することです。
そこで、こういった問題が始まっていったわけです。いろいろな情報が私の耳には入ってきたものの、私は自分の仕事に専念していました。
ただ、そのときにやるべき試合、プレーになっていないと言う人もいました。
ですから、こうした合宿をしてですね、1か月調整をかけて、それでなぜこんなにも問題が出てこなくてはいけないのか。
そしてなぜ、会長にしても、西野さんにしても、『ハリル、問題があるぞ』ということを一度して言ってくれなかったのか。本当に一度として」