「その部屋からは5分で出ました。私は動転し、何が起こったのか分からない中で、一緒にやってくれているコーチたちに電話しました。1人はイングランド、1人はドイツにおり、選手たちの試合を視察していたんです。
そこで伝えました。『もう家に帰りなよ。終わったからな』
皆さん、彼らの反応がどうだったかはご想像ください。
会長からそういった形で話をされたこと。そしてまた、ありとあらゆるこの3年間やってきたことに対して。
ですから、私自身、監督をしている人間に対してのリスペクトがないのではないか。一緒にやってくれていたコーチ仲間に関しても同じ思いを抱いています。
昨年12月の韓国戦の後にやはり解任を考えたというお話も聞きました。それなら私も少しは理解できます。ワールドカップよりも日韓戦のほうがいかに大事かということを分かっているからです。
だから、私から皆さんにこうしたすべてをお話をしたいと思ったわけでありまして、やはり監督というのはいろいろと難しい思いをする時がある。
私自身、一回そういった経験をしているんです。24回試合に負けた後に解任ということがありましたから。ただ、その時は会長が決めたわけではなく、大統領が決定をしたという話を聞きました。
まだまだまだまだいっぱいいっぱい言いたいことがあるので、ぜひ皆さんのほうからご質問をいただき、それにお答えする形で説明したいと思います」