酒井宏樹(日本/マルセイユ)

今日本代表チームの選手で最も欧州での活躍が目立つ者と言えば…中島翔哉や川島永嗣、堂安律なども捨てがたいところではあるが、やはり名門マルセイユで欠かせない存在となっている酒井宏樹だろう。

加入した当初、右サイドバックを本職とする人材がチームにいなかったことも幸いした。出場機会を得られたため、酒井宏樹はフランスリーグで急速に成長を見せた。

「攻撃面がすこし…」と言われることもあるが、むしろかつては受け身になると不安定だった彼がそう言われるという事実が、守備面での成長を表しているといえよう。フィジカルとスピードが強調されるリーグアンにおいて、高いデュエル成功率を誇っている。

心配すべきは終盤戦で怪我をしてしまったこと。全治3週間ならワールドカップは出場できるだろうが、コンディションはどうなるか。また、ヨーロッパリーグ決勝には間に合うのか…。努力の成果を大舞台で見たいところだが。(編集部K)

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