3位 フランス(adidas ホーム)

2011年にNIKEに変更されて以降はすっかりシックに様変わりしたが、adidas時代のフランス代表は、古き良き時代ともいうべきはっきりとしたトリコロールの配色が懐かしくもある。

プラティニがヨーロッパ選手権を制した84年モデルをオマージュしたデザインのこのモデルを着用し、ジダンを擁して見事初優勝を飾ることになる。

ルーツの異なる選手たちで構成された代表に対し、大会序盤は冷めた目を向けていた国民も、自分たちのチームが勝ち進むにつれ一致団結していく。決勝のブラジル戦を前に、スタジアム全体が高らかに唄いあげる「ラ・マルセイエーズ」は、まさに鳥肌ものであった。

そのスタンドで選手たちを見守る84年の殊勲者プラティニもまた、ジャケットの下にこのモデルを着ていたのである。