9日、アメリカ代表チームはフランスとの親善試合を行い、1-1で引き分けた。
今回の予選では北中米カリブ海地域予選を突破できなかったアメリカであるが、5バックで試合に望み、フランスの豪華な攻撃陣を封じた。
前半終了間際に決まったFWグリーンの鮮やかなゴールでリードを奪い、後半に失点するもドローに持ち込んでみせた。
そして注目すべきはその結果だけではなく、アメリカ代表チームが着用していたユニフォームもである。
この試合での背番号は、いつものカラーではなく虹色であしらわれていたのだ。(正直ちょっと見にくいが…)
Dress code for #FRAvUSA:
⚪️🔛⚪️x🏳️🌈🔢 pic.twitter.com/dn3JRhKetK
— U.S. Soccer MNT (@ussoccer_mnt) 2018年6月9日
これはもちろん、LGBTの権利保護を目指している『You Can Play Project』のキャンペーン。
2009年にマイアミ・レッドホークスのマネージャーだったブレンダン・バークがゲイを告白したことをきっかけに、アメリカンスポーツ会ではLGBTについての議論が過熱した。
そして2011年、事故で死去したブレンダン・バークを支援していたグレン・ウィットマンとブライアン・キッツによって立ち上げられたのが『You Can Play Project』だ。
虹色のモチーフは、あらゆる性的指向を持つアスリートの平等、リスペクト、そして安全を促進しようという意思が込められている。
昨年もアメリカ代表はこの『You Can Play Project』に合わせてユニフォームを制作しており、それは後にチャリティーオークションで販売されていた。
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