メフディ・ベナティア

モロッコ代表
ユヴェントス所属
DF
No.5
1987年4月17日(31歳)

ワールドカップ本大会まで「18戦連続無敗」という大会参加国の中でも屈指の成績を引っ提げてきたモロッコ代表。そのベースとなっているのが、アフリカ予選三回戦(最終戦)で「全試合無失点」を達成した守備力にあり、その原動力が主将でもあるメフディ・ベナティアの存在。

世界最高峰でのプレー経験者が少ない代表チームにおいて、彼のキャリアは「頭一つ」とは言わず、「頭二つ」ほど飛び抜けたものだ。

これまでウディネーゼ、ローマ、バイエルンなどを渡り歩き、昨季からはユヴェントスでプレー。人にもボールに対しても強さを発揮し、攻撃では効果的なフィードを供給できる、まさに知る人ぞ知る「実力派センターバック」である。

「アトラスの獅子」が今大会で驚きを与えるためには、彼の奮闘は欠かせない材料だろう。