第1位 柴崎岳(6.4)

「一人だけ異世界に到達した」

彼がピッチ上で解き放った輝きは、そのように形容したくなるほど眩いものであった。

日本代表における攻撃のスイッチを司る「コントロールタワー」として君臨し、効果的なパスワーク、機を見たサイドチェンジ、DFラインを切り裂くスルーパスで与えられたその役目を完遂させた。

また、触れなくてはいけないのは攻撃面だけではない。

元々は攻撃色の強い選手であり、フィジカルコンタクトやプレーの連続性の面には脆さを感じられることもあった。だが、スペインでの研鑽がプレースタイルを変えたのか、セカンドボールの回収、ボールホルダーへの厳しいチェックなど守備面でもチームに多大な貢献ができる選手であることも証明した。

まだまだボール奪取のタイミングや対ドリブルの応対には改善ポイントがあり、今後はさらにスケールの大きな選手へ成長する伸びしろも大いにある。

これまで日本代表を支えてきたベテラン陣が引退を発表(もしくはほのめかす発言を)し、チームが変革の時を迎えるであろう今後の4年間で、果たして柴崎岳がどこまでの領域に達するのだろう。

日本のサッカーファンにとっては彼の行く末は大きな見物である。