都倉賢

北海道コンサドーレ札幌
FW
32歳
187cm/80kg

今季のJリーグ(10月5日時点)において、ここまで二桁得点をマークしている日本人FWは、CSKAモスクワへ移籍した西村拓真を含めて5名存在する。トップは言うまでもなく日本代表にも二か月連続で招集された小林悠で、そのゴール数は14である。

だが、最も効率良くゴールネットを揺らしている男を知るものは意外と少ないかもしれない。その男とは「ミシャサッカー」の下で晩年の成長期を過ごしている都倉賢だ。

彼はここまで1749分プレーして12得点をマークしているが、これは約145分で1得点のペースであり、小林悠(約148分)、興梠慎三(約191分)、鈴木優磨(約202分)を上回る数値。

今季は途中出場も多く、最前線ではなく1.5列目での起用も求められる中でのこの成績は見事の一言だろう。

「年齢が…」と日本代表入りに懐疑的な目で見る向きはあるかもしれないが、最も堅実に成果を残している選手に声が掛からないのは少々疑問ではある。

彼のような選手が呼ばれることにより、まだ日の丸を身にまとったことのない選手、特に「ベテラン」と名付けられる選手にとって大きな活力になるとも思うのだが…。