(フランス代表との試合でイタリアのファンがフランス国歌にブーイングした。それを君は拍手で止めたね)
「自分の行動を計算したことはない。だからこそ時にトラブルも起こす。あれは特別な瞬間だった。自分の直感、心、そして魂に触れた。
バーリでの試合でイタリアのファンがラ・マルセイエーズ(フランス国歌)をかき消そうとした。そして、私はあのようにする必要性を感じた。
それは、フランスやそのファンに敬意を表するだけでなく、イタリアを守るためでもあった。私の国の人は、他の国歌に指笛を吹くような存在ではないと。
イタリアの歴史を知っている。悲劇の記憶も、イタリアのために死んでいった人々の価値も知っている。私も第一次世界大戦では祖父を亡くしている。
しかし『イタリアは歴史や記憶を無視し他国の国歌をかき消そうとする国だ』とは、誰にも思われたくないんだ」
(それはサッカー界のベテランとして、政治的な役割を担ったということ?)
「過去10年間はそうだね。イタリアのキャプテン、ユヴェントスのキャプテンだったし、チームでより大きな責任を得た。それは論理的なことだし、30歳から40歳になるまでのキャリアでは普通の進化だよ。
若い頃は違っていた。自分の望むことをやっていたよ。それは美しくて簡単なことだったし、ルールにも従っていなかった。
しかし、40歳になって20歳の頃と同じように行動していれば、なんらかの問題を抱えてしまうものだからね」
40歳ブッフォン、いつまでプレーする?その答えは「知りたくもない」だった
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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